ポッドキャスト番組のコンセプト・目的・ターゲット整理の大切さ
今話題のポッドキャストで番組を始めたいけれど、どこからどう始めて良いかわからない!という人も多いはず。番組内容を決める前にまず考えたいのが番組の目的とアプローチ…
目次
番組の目的やターゲット、構成が決まったら、いよいよ収録です。
そもそも収録はどうやるの?一体何が必要?どんなツールを使えば良いの?収録環境は?始める前には様々な疑問がありますよね。今回は知っておくと便利な収録に関するあれこれをご紹介します。
収録する前に、番組のターゲット設定や番組構成をきちんと詰めておきましょう。
コンテンツ内容は番組の要です。せっかく機材にお金をかけたり編集にこだわっても、内容が薄ければリスナーは聴いてくれません。
収録が無駄にならないよう、ターゲット設定や番組構成を事前にしっかり考えておきましょう。
収録形式は、番組構成によっても異なってきます。まずはどんな収録形式があるのか見ていきましょう。
オンライン収録とは、オンライン上のアプリやソフトを使用して収録する方法です。
アプリによっては、複数人がログインして電話で会話をしているような状態で収録をすることも可能です。
アプリがダウンロードされているデバイスを使用すればどこでも収録が可能なため、リモート収録に便利ですし、COホストやゲストともスケジュールが合わせやすいというメリットがあります。
一方で、あくまでもネットに頼る収録方法ですので、ネットワーク回線の速度やPCメモリの速度・容量が不安定になると収録が難しくなるというデメリットも。アプリ上でテクニカルイシューが発生してしまった場合は撮り直しとなってしまう場合もあります。
また、ゲストなどとアプリを介して収録をする場合、オンラインで初対面だとリラックスしきれず会話に不安が残ることもあるので、注意が必要です。
対面収録とは、実際にスタジオやオンサイトで収録する方法です。
機材さえあればどこでも収録ができるので、家の静かな環境で収録する人もいますし、番組コンセプトの合わせてあえてカフェやバーなどで収録するケースもあります。
COホストやゲストがいる場合、顔を見ながらのコミュニケーションがとれるため、よりリラックスして素の会話が楽しめるというメリットがあります。また、機材に不具合があった場合でもその場で撮り直しがしやすいという点も便利です。
しかし、ゲストらとのスケジュール調整や環境を整えるのに時間がかかることが多い点には注意が必要です。
音声コンテンツの制作には特殊な機材はほとんど必要ありません。予算に余裕がない場合や試しにやってみたい場合は、スマホと専用アプリ、マイク付きイヤホンのみでも収録は可能です。
しかし、ツールの品質と番組の音質は比例しますので、リスナーにとって聴きやすい音質を目指すならパソコンを併用し、専門的なUSBマイクや収録ツールを使って収録・編集するのがおすすめです。
ポッドキャスト配信では有名なAnchor.fmは、とてもポピュラーな収録・編集ソフトです。
無料で使えるだけでなく、初心者でも使いやすいのが特徴。オンライン収録も可能で、録音URLを共有すれば誰とでも共同で収録が可能です。
音声通話のみが可能なツールなので、映像も付け加えたい場合はZoomなど他のビデオコールツールを併用するのがおすすめです。
オンライン会議などで話題のZoomも音声コンテンツの収録に利用できます。
ZoomはCOホストやゲストがいる場合のオンライン収録を希望している方におすすめ。使用は基本無料で、ゲストも1名までは無料で使用できます。
映像も付け加えることができるので、音声コンテンツだけではなく別のSNS用のコンテンツも同時に作成したい場合には特に便利です。しかし音質クオリティが低めな点には注意しましょう。
Riverside.fmは、オンライン収録ができるだけではなくYouTubeやTwitterなどSNSでライブ配信ができるという特徴があります。
月額7.5〜24ドルで利用できます。収録ホスト側で、音量を調整できたり、接続マイクを確認できるので、音質にこだわりたい方にはおすすめです。
Zencastrは月額 20ドル (年間契約だと18ドル/月)で使用できるオンライン収録ツールです。
出演者ごとに収録したトラックを、BGMとあわせて、自動で書き出ししてくれるので収録後の編集をできるだけ楽にしたいと考えている方におすすめです。
SquadCastは月額料金がプランによって代わり、20〜300ドルで利用できるツールです。
オンライン収録が可能で、こだわった音質やBGMを利用した編集を考えている人向けです。
Alitu:the Podcast makerは、月額 28ドル (年間契約だと280ドル/年)で利用できる収録から編集、配信までできるオンラインソフトです。
オンラインでのリモート収録も可能。収録したものの編集を簡単にしたい、でもこだわりたいという人におすすめです。
Ringrはスマホ用収録ソフトで、Smartlav+ マイクを使う人におすすめです。
ベーシックプランで月額7.99ドル、もしくはプレミアムプランで月額18.99ドルとリーズナブルなのもうれしい点です。持ち運びが簡単になるので、インタビューなど現地に出向くことが多い場合に便利です。
音声は、どのマイクを使うかによってクオリティにかなり差がでます。どこまでこだわりたいかによりピンキリなので、自分の希望に合わせてベストなマイクを選びましょう。
初心者でも使いやすく、コスパが良いと評判なのがSamsonの「Q2U」や、Audio-Technicaの「ATR2100」です。
またSHUREの「SM58」も音質が良く長く使えるのでおすすめです。
ただし、XLR ケーブル端子のマイクは、USB変換やオーディオインターフェーズが必要なので注意しましょう。
パソコンも併用して収録する場合に便利なのがUSBタイプのマイクです。特にFIFINE USBマイク コンデンサーマイク PC用マイクやBlue Microphones Yeti USBは使いやすさに定評があります。
音質に少しこだわりたい方には、SHURE MV5やSHURE MV51などがおすすめ。不要な音を拾わず、自動で収録音声をクリアにしてくれます。
ポッドキャスト収録におすすめなのが、SHURE MV7 ポッドキャストマイクロホンです。デジタル収録にもアナログ収録にも使用可能で、周囲のノイズを排除して声だけ拾ってくれる優れものです。
Rode Smartlav+を2本とSC6アダプターなど、軽くてどこでもつなげることができ、持ち運びしやすいマイクを選ぶのがおすすめです。
ゲストやCOホストがいる場合にオススメの対面収録方法・ツールをいくつかご紹介します。
主に、対面収録時に必要なデバイスです。COホストやゲストがいる場合、1つのパソコンで2つ以上のマイクを使って収録するのはより複雑な作業になってしまいます。
ZOOM H5などのデジタルレコーダーがあれば、XLR端子のマイクをレコーダーに繋いで収録できるのでとても便利。
3人以上であればZOOM H6、5人以上であればZOOM H8が使えます。
より専門的で音質にこだわった収録をしたい方は、話者の収録音源を個別に編集できるように、オーディオインターフェースを介してPCの音声制作ソフトで録音することがおすすめです。
デジタルレコーダーのZOOM H5/ZOOM H6/ZOOM H8には、オーディオインターフェース機能もついています。
Focusriteの「Scarlett 2i2」や、PreSonusの「AudioBox USB 96」などといったUSBオーディオインターフェイスの選択肢もあります。
値段は24,000円とそこそこお高めですが、プロに信用されているプロ使用のソフトです。特にMacユーザーにおすすめです。
無料な上、シンプルで使いやすくクオリティも良いので初心者におすすめです。海外ではとてもポピュラーなソフトです。
クオリティは高いですが、より専門的で複雑なのでプロ、またはプロを目指す方におすすめ。単体で通常価格月額2,728円から利用できます。
音楽制作やビデオ編集などもできるプロ向けツール。クラウド上にデータをアップロードできるので、自宅とスタジオを行き来する人などにおすすめです。
ダウンロードすれば無料でも使えますが、本格的にプランを利用するなら月額3,500円〜使用できます。
PROPO.FM は、過去 1000本以上のエピソード制作経験・ノウハウを元に、ビジネス番組の音声収録を始めたいという方のサポートを行なっています。
ほか番組に合わせた機材や収録方法についてなど、様々な疑問や不安の解消のお手伝いをしています。
詳しくは、こちらのPROPO.FMのサービス紹介ページよりお気軽にお問い合わせください。
音声コンテンツにおいて、ノイズや音飛びのないキレイな音であることはリスナーの聴きやすさに繋がるためとても大切なポイントです。
自分のスキルレベル、主にスマホで収録したいのかパソコンを併用するのか、予算や番組スタイルによってもオススメのアイテムは変ります。自分の番組と収録スタイルに合わせて、マイクや収録ツールを選びましょう。
(※本記事中のプラン・料金は2021年4月時点の情報です)
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マイク選び・編集・台本づくり・集客など、ポッドキャスト作りの悩み・手間や難しさを誰よりも多く経験してきました。そんな私が皆様のご相談をメールやオンラインMTGで丁寧にお受けいたします!