ポッドキャスト制作・音声コンテンツ制作で、PROPO.FM が大切にするこだわりと強み。
番組を制作する上で、PROPO.FMではいつも大切にしていることがあります。今回はPROPO.FMで意識して取り組んでいること、そして番組作りのお手伝いをする上…
目次
個人でポッドキャスト配信する上で最も大きなチャレンジとも言えるのが編集です。
番組制作初心者であれば、編集作業が少なければ少ないほど負担が少なく、番組も続けやすいということもありますが、全く編集をしないというのは現実的ではありません。収録で噛んでしまったり雑音が入ったりと、撮り直しをしなくてはならないことも起こり得るので、多少の編集は必要になってきます。
今回はBGMや効果音などの音楽挿入も含めた編集について解説します。
編集ツールがあれば、なんでもできてしまいそうな気持ちになりますが、編集そのものは結構時間がかかります。
毎回コンテンツ構成がきちんとしていれば編集に時間を割きすぎずにすむので、編集のコストを減らしたい方は事前に番組構成や台本をきちんと準備することがおすすめです。
あとから編集できるから、と言って甘い構成で収録してしまうと、編集の手間が多くなってしまい、結局公開までの負担が大きくなりすぎて番組継続が難しくなるというパターンがよくあるので要注意です。
オンラインで使える便利な編集ツールをご紹介します。
無料な上に初心者でも使いやすいと定評があるのがAnchor.fmです。収録から編集まで一つのアプリで完結可能ですし、オンライン収録も可能です。プリセットで使用できるBGMもバリエーション豊かなので配信までがスムーズに行えます。
月額29ドルの有料ツール。編集中のインスタント・プレビューやオーディオファイルのドラッグ&ドロップ機能など、シンプルかつ簡単に使えるだけでなく、ポッドキャストの配信や、マネタイズや分析などの機能も使えるため、初心者とプロの両方から人気です。
編集ソフトを使ったことがない人、でも勉強する時間はない、という人でも簡単に使えるポッドキャスト制作ツールで、収録から編集、配信まで一気にできるのが特徴です。月額28ドル(年間契約だと280ドル/年)と有料ですが、音楽やジングルも付けられるのでとても便利です。
間違えた部分のカットや音源のつぎはぎ、BGMや効果音の挿入、EQでの音質調整、 コンプレッション、ノイズ除去、エコーなど、専門的な編集をしたい方にはこんなツールがお進めです。
海外でも人気の無料オンラインツールAudacityは収録ツールとして有名ですが、実は編集にも使えます。シンプルで使いやすく、クオリティも良いため、初心者におすすめです。
Appleの出しているプロ仕様の音源制作ソフトで、Macユーザーにおすすめです。24,000円と有料ですが、デフォルトで備わっているプラグインや、有料の外部プラグインなどを通じて、トラック一つ一つの細かな音質の調整が可能なのでプロやプロを目指す方にはおすすめです。
Adobe Auditionはより専門的で複雑なのでプロやプロを目指す方におすすめ。エフェクトやミックスなどはプロレベルの編集まで柔軟に使えるという特徴があります。単体の通常価格月額2,728円ですが、Adobeのクリエイティブクラウドで他の製品を利用している人にはおすすめです。
より専門的で複雑ですが、収録したトラックの音質に対して、ホワイトノイズや音量調整、反響音やリップノイズの修正など、細かい編集が可能です。プラグインごとの調整方法も、iZotope のYoutube チャンネルでの解説が充実しています。値段は13,600円〜125,900円とプランによって幅があります。
BGMや効果音、ジングルは聴き心地の良い番組作りにとって欠かせないものです。全く使用しないという選択肢もあるものの、イントロだけでも番組の印象がグッと変わります。
様々な音源がありますが、予算の関係や趣味程度であれば、お金をかけなくても使える音源はたくさんあります。慣れてきたら、後々アップグレードしてお金をかけてみるのも良いかもしれません。
しかし、お金をかけてかっこいいBGMや効果音があったとしても、番組の内容が面白くなければリスナーは離れていってしまうことも念頭に置いておきましょう。リスナーが聴きたいのはあくまでトーク。15秒以上音楽のみ使用するのはおすすめできません。
では実際に音楽やBGMにはどんな種類があってどこで入手すれば良いのでしょうか?そして、オンライン上にある音源を使う場合は、著作権についてもしっかりおさえておきたいところです。著作権の種類や入手できるプラットフォームをご紹介します。
著作権の問題を気にせず使える音源には、無料のものと有料のものがあります。無料のものでは、Anchor.fmで利用できる無料BGMがビギナーにおすすめです。
有料のものでは、下記のようなツールから使用できます。
2万5千曲以上のクオリティにこだわった音源を揃えており、ジャンルやムード、新曲など検索できるフィルター機能が使いやすいという特徴があります。音源ごとの課金の他、サブスクリプション(無制限音楽プラン月額16ドル、定額プラン月額49ドル)もできます。
無制限定額プラン月額30ドル(使い放題)、効果音・音楽のみプラン180ドル/年と、使用方法に合わせて金額が変わります。10万以上のBGM・効果音ライブラリから選べるのが特徴です。毎回様々BGMや効果音を使いたい方におすすめです。
BGMは3万曲以上のライブラリから選択可能で、毎週新曲が追加されます。効果音は6万音源以上から選べるのがうれしいポイント。金額も月額15ドル〜と、比較的リーズナブルに使用できます。
年間199ドル〜で、年間ダウンロード無制限(ただし1日40曲まで)です。放送媒体の制限無し、使用期間は無期限なので、様々なプラットフォームでコンテンツを公開するクリエイターにおすすめです。オシャレでクオリティの高い音源が多いのが特徴です。
規約や条件はサービスにより様々ですが、基本的に購入したものに関してはライセンスが切れない限り好きなように使えるというシステムです。最近多いサブスクリプション形式のサービスなどの場合は、購入を継続している限り使えるものも多くあります。
CCライセンスとは主にネット上での著作権ルールを定めるライセンスで、作者が提示する条件を守れば著作物を無料で使えるという規定のことです。対象となる著作物には、BGMや効果音なども含まれています。
商業利用NGなどライセンスの種類も様々なので、自分の使用目的に応じてその都度細かくチェックする必要があります。無料で使えるので初心者にはハードルがなく使いやすい一方、ポピュラーなものは多くの番組で既に使われているものもあるので、独自性がなくなる可能性もあります。
パブリック・ドメインとは、著作権の保護期間を経過して社会の公共財産になり、自由に使えるようになった著作物のことです。パブリック・ドメインの曲を歌った現代アーティストの音源は使えないので注意しましょう。
オリジナリティのある音源が良い!と言う方は、プロに番組用の音源を作ってもらうことも一つの方法です。他に同じものはなく、クオリティも高いものが期待できる一方で、それなりにお金がかかります。
Music Radio Creativeでは、 カスタムメイドのイントロ・アウトロ、ジングルなどの作成を行っています。プロによるボイスオーバー付きのこだわったBGMを作りたい方などにもおすすめです。その他、フリーランスのアーティストに頼む方法もあります。
お金をかけずにオリジナル音源が欲しい!と言う方は、知り合いにミュージシャンがいれば、頼んでオリジナルを作ってもらうこともできます。
お金でお返しができない場合でも、番組の冒頭でクレジットを入れれば、そのミュージシャンにとってもメリットになるケースがあるので交渉してみましょう。また、音楽が好きな方は自分自身で作って使うという選択肢もありますね。
世の中で流れているPOPソングや人気楽曲などを使いたいケースもありますよね。
お金と時間をかければ著作権付きの音楽は全く使えない訳ではないものの、著作権の持ち主が誰なのかが非常に複雑です。また、不都合が出た段階でAppleやSpotifyから即削除されてしまうリスクがあるのであまりおすすめしません。
PROPO.FM では、有料著作権フリーのライセンス音源の契約をしています。また、編集エンジニアには、作曲実績の豊富なメンバーもおりますので、オリジナルのサウンド制作についてもご相談いただけます。
選んだ音楽と一緒に、収録音声の細かい修正から全体の構成を編集するまで、音のクオリティを上げていく作業を丁寧に行い、素敵な番組作りへのお手伝いをしています。
「音」にこだわりたい方、クオリティを大切にした方、詳しくはお問い合わせください。
音声コンテンツをより聞き応えのあるものにしてくれるのはBGMや効果音です。編集ツールでノイズや音切れなどをクリアにして聴きやすいベースを作り、その上で要所要所に音楽を挿入することで、コンテンツの全体の雰囲気がガラリと変ります。
しかし、音楽などは著作権も絡んでくるため、初心者にはややハードルが高い一面も。オンラインで使用できるツールを賢く使い、より魅力的なコンテンツを作りましょう。
(※本記事中のプラン・料金は2021年4月時点の情報です)
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