ポッドキャストの番組名・紹介サマリー文・サムネイル画像の作り方
ポッドキャスト配信を始める目的とターゲットが決まったら、次に考えたいのが番組の看板となるタイトルと番組の紹介文であるサマリー、そして音声コンテンツ唯一のビジュア…
目次
コンテンツ作成において中身が大切なのは大前提ですが、視聴のきっかけを作るのは中身ではありません。
ポッドキャスト配信用の音声コンテンツでも録音・編集した時点で「大切なパートは終わった」という気持ちになりがちですが、より多くの視聴者の方々に興味を持ってもらうためにはエピソードごとにつけるタイトル、ノート、サムネイルが重要です。
この章ではこれら3つのポイントの解説をします。
エピソードのタイトルとは、エピソードごとにつけられるタイトルのことです。ユーザーの興味をひきつけ、視聴するところまで誘導する役割があります。
この部分に適切な単語を使用すれば検索エンジンの最適化やSNSでの拡散にも繋がるため、エピソード全体の成功のに不可欠の部分です。
エピソード・タイトルをつけるときのポイントは、このコンテンツを視聴することでリスナーが「どのような情報が得られ」「何が学べるのか」を明確にすることです。
例えば、「〇〇の仕方」「〇〇のための3つのヒント」など、読めばコンテンツ内容がすぐに分かるタイトルは理想的です。
インタビューやモノローグ形式の場合は、そのエピソードで一番伝えたいことや重要部分に関するタイトルにすると良いでしょう。ただし、クリックバイトにならないよう、エピソード名で約束されていることがコンテンツできちんとカバーされていることが前提です。
タイトルをつけるときは、まだ番組を聴いたことのないターゲットやリスナーの存在を考慮することが必要です。
コンテンツに興味のあるリスナーはどのような検索ワードを使うのか、どのような疑問についての答えを探しているのかを事前にリサーチし、検索ではっきりと表示されるようにタイトルをつけましょう。
ポイントとしては、できるだけ簡潔なタイトルをつけること。
また、付けただけで満足するのではなく、実際にそのタイトルで検索をかけてみて自分のエピソードが出てくるかを定期的にテストしたり、統計を監視・分析を行い他に最適なキーワードがないかアンテナを立てておくことも大切です。
エピソードをプランニングする時点で事前にタイトルも考えておくと、収録時に話がテーマからそれにくいというメリットもあります。
リスナーがタイトルを見ただけでコンテンツ内容が理解できるような分かりやすいものが理想ですが、長すぎには注意しましょう。
配信アプリによってはタイトル表示に文字制限があり、長すぎると全て表示されなくなってしまったり、検索に引っかかりにくくなってしまう可能性があります。
SNSなどの拡散される場所、PCやスマートフォンなど見ているデバイスなどによって多少異なりますが、だいたいの目安としては、英語圏の場合は60文字以内、日本語では32文字以内がベストと言われています。
どうしても32文字で収まりきらない場合は、タイトルの最初の方に重要なキーワードを入れ、リスナーの目に止まるよう工夫しましょう。
エピソードタイトルにおいては、重要なキーワードはなるべく前の部分にもってくることが大切です。
例えば、コンテンツ内容が「ポッドキャストに使える機材」についての場合、一番検索されやすいキーワードである「ポッドキャスト」を前の部分に使用することがおすすめです(「ポッドキャストのためのUSBマイク ベスト10」など)。
人間がパッと見て理解できる文字の最大値は13文字と言われていますので、最初の13文字以内にキーワードを入れるのは脳科学的にも正解です。
また、アプリに表示される文字数に制限があった場合や別のSNSで拡散された場合でもエピソード内容が伝わるワードが認識されやすいというメリットがあります。
ただし、よほど有名な番組でない限り、エピソード名には番組名を含めるのは避けましょう。
ポッドキャスト番組におけるエピソード・ノートとは、概要・あらすじ・ディスクリプションとも呼ばれ、番組のエピソード内容などについて記載している文章のことです。
Apple PodcastsやSpotifyなどのメディアホスティングアカウント内に書き込み、ポッドキャストがリストされているすべてのディレクトリに表示させます。
番組の説明や要約を書くことは本の宣伝文を書くようなもので、リスナー獲得のために必要不可欠です。
ノートの目的は大きく分けて以下3つあります。
音声コンテンツは視聴前に得られる情報がかなり限られており、実際に視聴するまでは中身がブラックボックス状態ということが多いです。ノートを通して中身の概要を知ればリスナーの聴くことへのハードルを下げられるメリットがあります。
エピソードのオーディエンスを増やすためには、ノートの推敲・編集が必須です。
エピソードノートとして最も重要なことはコンテンツの内容を適切に説明することです。
ポッドキャスト番組が誰のためであるか、リスナーが聞くべき理由、そしてリスナーが何を期待しているのかを考慮して書きましょう。
最初にエピソードの概要を箇条書きにし、ネタバレにならないよう、どこまで書くのかを決めてまとめるとスムーズです。箇条書きのままでも良いですし、起承転結を作りあらすじとしてまとめるのもおすすめです。
適正文字数はメディアによって変わりますので、自分のアプローチしたいターゲットユーザーがどんなアプリを使用しているのかを明確にしておくと新規リスナーの取りこぼしが少ないです。
自社サイトやブログなどでポッドキャスト一覧ページを持つ場合、すぐに視聴できる環境を整えることはリスナーにとって便利です。
視聴までのエネルギーコストが下がることにより視聴してもらえる可能性が高くなります。
タイムコードとハイライトのリストとは、簡単に言うと、開始何分からどのような内容の話が始まるのかを目次のようにリストにしたものです。
タイムコードの要約は、エピソードのハイライトを選択し、それらがいつ発生したかを音声で一覧表示する方法があります。リスナーにとっては非常に便利ですが、制作サイドにとっては少し手間がかかります。
必須というよりは余裕のある時や内容が多岐にわたり分かりにくい時に付けるのがおすすめです。
エピソードサムネイルとは、番組のサムネイルとは別に、エピソードごとに付随する画像のことです。
視覚に訴えかけることにより、よりエピソードの内容をイメージしやすくなるため、SNSなどで拡散する時に目に留まりやすいという効果が期待できます。
また、エピソードがシリーズ分けされている時などは、1シリーズを通して同じ画像を使用することで、エピソードのカテゴリー分けを可視化できることも大きなメリットです。余裕があればオリジナルの画像を作ることをおすすめします。
今回は、エピソードごとにつけるタイトル、ノート、サムネイルをご紹介しました。
細かい部分という印象が強いため軽視されがちですが、実際視聴者はエピソードタイトルがきっかけでその番組を視聴するというケースが多いことからも、リスナーを獲得するためには大きな役割を果たしていることがわかります。
また、魅力的なエピソードタイトルはSNSなどでの拡散される際にも有利です。
主役だけではなく良い脇役を適正に配置することで、あなたのポッドキャスト番組はより輝くことができるでしょう。
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