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ポッドキャスト配信者へのインタビュー
2021.03.30
ポッドキャスト配信を始める目的とターゲットが決まったら、次に考えたいのが番組の看板となるタイトルと番組の紹介文であるサマリー、そして音声コンテンツ唯一のビジュアル担当と言っても過言ではないサムネイルです。それぞれ新規リスナーの興味を引き、聴いてもらうためのハードルを下げる重要な役割を持っています。今回はポッドキャストの番組名・紹介サマリー文・サムネイル画像の作り方をはじめ、リスナーの心をつかむためのコツを紹介します。
目次
2020 Podcast Discovery Surveyで780人にポッドキャストを聴く上での習慣を聞いた結果、「新しい番組を聴きたい時、何が重要か」という質問に対し、ほとんどの場合が番組の紹介文やエピソード・タイトルで判断していることが分かりました。
番組のシェアがされづらくニッチなコンセプトの番組でも人気が出やすいポッドキャストにおいて、配信者が有名かどうかや番組名を聞いたことがあるかないかはほとんど関係なく、内容重視で視聴を決めていることが分かります。
無用なトラブルや混乱を避けるためにも、まず付けたい番組名と同じ名前がすでに存在していないかを確認しましょう。
SpotifyやAppleなどの各アプリ上だけで確認するだけでなく、google上でキーワード(ジャンルなど)と「付けたい名前」で検索してみるのがおすすめです。
オリジナリティのある名前であれば印象に残りやすいので、オーディエンスを増やすためにもタイトルの独自性は重視したいポイントです。
番組名を考える際の大まかな方向性は3つあります。番組の内容とターゲット層に合ったタイトルを考えましょう。
ポッドキャストの番組名は「いかにリスナーに番組の内容が分かりやすく伝わるか」がとても重要です。インパクトがあっても内容が分かりづらいタイトルは避けたほうが無難です。
しかし、番組内容が雑談系・社会文化系であるなど、トピックの幅が広く番組名だけで内容をわかりやすく伝えるのが不可能なケースは、多少抽象度が高くても良いでしょう。その場合はエピソード名とサマリー、追加のタグラインなど別の部分で分かりやすさを補填する必要があります。
また、既にコミュニティを持っている、もしくはオーディエンスがいる場合は、内容の分かりやすさより、元々のコミュニティと関連づけられるようなネーミングがおすすめです。
いくらカッコよくても、リスナーが見つけづらくどんな番組か内容が理解できないと聞いてもらえる可能性が低くなります。キャッチーさよりも分かりやすさを優先し、リスナーの視聴までのハードルを下げるよう工夫しましょう。
オーディエンスやコミュニティがなく、ゼロからコンテンツ配信をする方にオススメしたいのが、タイトルのみでも番組内容が分かる名前をつけることです。
例えば、『聴くだけフィットネス習慣』『コテンラジオ』『Football Weekly』などは、読んだだけで何がテーマの番組なのかが分かります。
インパクトには欠けるので記憶には残りにくいものの、検索に引っかかりやすく、該当トピックを聴きたいと思っているリスナーに見つけてもらいやすいというメリットがあります。
このケースの注意点は、長くなりすぎないようにすること。長すぎると検索に引っかかりづらくなってしまい、リスナーから見つかりづらくなってしまいます。
音声ドラマなどのフィクション系や雑談系などの番組の場合、自分の名前または主人公の名前をタイトルとして使うケースもあります。
しかし、よほど有名でなければ何の番組かわからないため、ホストやキャラクターが既にオーディエンスやコミュニティを持っている場合のみ有効と言えます。
もし、知名度がないけれども自分の名前を使いたい場合は、叙述的な言葉や印象的なタグラインと一緒に使うなどの工夫が必要です。
例えば、『〇〇と楽しむロッククライミング』『〇〇キャスト – 世界レベルの目指し方』などサブタイトルをつければ、名前を入れながら内容も分かりやすいタイトルになります。
番組名同様、エピソード名についても、コンテンツ内容がいかに分かりやすく伝わるかがキーです。特にエピソード名はリスナーにクリックして聴いてもらうための「仕掛け」の一部として捉えるとよいでしょう。
そのためには、リスナーの興味・関心・課題感を捉えた言葉・用語などを用いることが重要です。したがって、「Episode 1」、「Episode 2」などのタイトルは内容が分からないので避けたほうが無難です。
ポッドキャストエピソードのタイトル・ノート・サムネイルを作る時に気をつけたいこと
コンテンツ作成において中身が大切なのは大前提ですが、視聴のきっかけを作るのは中身ではありません。ポッドキャスト配信用の音声コンテンツでも録音・編集した時点で「大…
ポッドキャストでは、Apple Podcasts, Spotifyなど各種ポッドキャストプレーヤーで番組の紹介文にあたる番組サマリーを表示することができます。
番組サマリーは、これがどんな番組で、どんな人向けなのか、どういった内容が期待できるのか、なぜ聴くべきなのかをアピールできる、いわば新刊書の帯のような存在です。
編集・変更はいつでもでき、またメディアホストにアップすれば各ディレクトリへ自動的に登録されるシステムになっています。
新規リスナーにとって番組サマリーは聴く・聴かないの判断に非常に重要な役割を果たしています。
番組サマリーの内容や長さに特に決まりはないですが、分かりやすく「誰向けの」「どんな内容で」「どんなスタイルの番組か」を伝えることが大切です。
Netflixの番組紹介などを参考に、テーマや構成、トーンなど、どんな書き方がされているかを見てみると良いでしょう。言葉遣いが難しかったりサマリーが長すぎたりすると誰も読まなくなってしまうので、なるべくシンプルな言葉遣いで簡潔に書くことをおすすめします。
この番組はどのような人に聴いて欲しいのか、ターゲットとなるリスナーを分かりやすく説明しましょう。
例えば、「スペイン語を勉強したい人」ではなく、「スペイン語を熱心に学びたいと思っているものの1日10分しか時間が取れないという人」など、より詳しく記載することがポイントです。
リスナーがこの番組を聴くことで得られるメリットを明確に説明しましょう。
この番組は学び型番組なのか、問題解決のノウハウを説明しているのか、インスピレーションを与える番組なのか、笑いの提供をしているのか、など、サービス内容をクリアにすることで、リスナーにとっての視聴のハードルを下げることができます。
リスナーは配信内容を楽しむことが目的で番組を視聴しているので、配信者が有名であってもなくてもさほど関係ありません。
しかし、音声コンテンツという特性上、リスナーが配信者に親近感をもつ傾向が強いため、配信者が何者であるかの情報を入れることはリスナーと長期的な関係を築くために大切です。
インタビュー番組なのか、複数のホストとの対話型なのか、ひとり語りなのかというスタイルだけでなく、何曜日に配信するのか、他にシーズンはあるのかなど、番組のスケジュールについても説明しておくとリスナーにとって便利です。
「ポッドキャスト・ロゴ」とも呼ばれる番組サムネイルは音声コンテンツの中で唯一のビジュアルの部分です。
聴いてみないとわからない音声メディアだからこそ、魅力的なサムネイルで視覚的にオーディエンスを惹きつけることは重要です。実際、初めての番組に関しては、サムネイルを見て聴くかどうか判断しているリスナーも多くいます。
サマリーで興味を惹きつけられても、サムネイルを持たない、もしくはきちんとデザインされていない番組の場合は、新規リスナーに敬遠されてしまう可能性があります。
ココ・シャネルは「家を出る前に鏡を見て、身につけているアクセサリーを1つ外して」と、シンプルさが洗練さにつながることを表現した名言を残しています。
サムネイルのデザインも同じことが言えます。番組内容に関連する全てのシンボルを使うのは情報過多でやりすぎです。番組の一番大切なテーマやカテゴリーは何かを考え、それを表すシンボルや要素を部分的にサムネイルに取り入れることがポイントです。
例えば、ファイナンス系であれば「¥」や「$」などの通貨マーク、エンタメ系であればテレビやスクリーンのイメージなどです。典型的なシンボルを使いながらも、その番組ならではの要素を組み合わせることでオリジナリティが生まれます。
サムネイルというとイメージにばかり焦点が行ってしまいがちですが、番組の雰囲気を伝えるために重要なのはフォントです。
より学術的な内容の番組なら明朝体、フィクションなら遊び心あるフォントなど、番組の内容と雰囲気に合わせて変化を付けるとよいでしょう。
ただし、ここでもキーポイントは分かりやすさ。装飾されすぎた読みにくいフォントは避けましょう。
Apple Podcastsなどのディレクトリでは、サムネイルのサイズや解像度の必要スペックがあります。
基本的には、1400 × 1400もしくは3000 × 3000ピクセルのJPEGがPNGデータで、RGBカラー、サイズは500KB以下だと理想です。
「サムネイルを作ってみたいけど、自分一人で作るのはなんだか難しそう」という人におすすめなのが、無料のサムネイル作成サービスです。
Canva、Adobe Spark、Design Wizardなどのアプリを利用すれば、誰でも簡単にサムネイルを作成することができます。
課金すればさらに選べる素材が広がり、より自由なデザインが可能になります。自分でやるのはちょっと自信がない、という方は、フリーのデザイナーに依頼するのもおすすめです。
一人で始めるのは心細い!という方には、プロと二人三脚で番組づくりに取り組むのがおすすめです。
PROPO.FM のディレクターは、お客様と番組コンセプトをディスカッションしながら、番組タイトル・サムネイルイメージの方向性・アイデア候補を整理、その後、PROPO.FM のデザイナーと連携し、サムネイルイメージのパターン出し、具体化までサポートしています。
また、番組を初めて見る新規のリスナーにも興味・関心を持ってもらえる「言葉選び」に関してもお手伝いします。
ポッドキャスト制作・音声コンテンツ制作で、PROPO.FM が大切にするこだわりと強み。
番組を制作する上で、PROPO.FMではいつも大切にしていることがあります。今回はPROPO.FMで意識して取り組んでいること、そして番組作りのお手伝いをする上…
コンテンツをいくら面白いものにしたとしても、聴いてもらえないと意味がありません。リスナー側としても、無数にある番組の中から自分の求めている番組と出会うのは難しいと感じている人はとても多いです。
番組とリスナーの間でのマッチングを上手くいかせるためのキーワードは「分かりやすさ」です。
タイトルのネーミング、紹介文、サムネイルでどんな情報を配信している番組なのかをクリアに伝え、ターゲットのリスナーに見つけてもらえる番組づくりを心がけましょう。
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