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ポッドキャスト配信者へのインタビュー
2021.03.24
近年、国内外でポッドキャストの人気は右肩上がりです。海外メディアでは「ポッドキャスト黄金期」と呼ばれるほどブームで、日本でも音声コンテンツの話題を耳にすることが増えてきました。「最近よく聞くポッドキャストって、何?」そう思いながらも、今更聞けずにいる人も多いのではないでしょうか。今回は、ポッドキャストの仕組みや国内外での状況、その人気の理由を紐解き、ポッドキャストの基礎知識を解説します。
目次
「ポッドキャスト(Podcast)」は、「iPod」と「Broadcasting(放送)」という2つの言葉を組み合わせてできた造語です。その名の通り、iPodなどのデジタルオーディオプレイヤーで楽しめる、音声番組の放送・配信ができるアプリです。
最大の特徴は、無料で視聴できるだけでなく、誰でも簡単に音声番組の作成・配信ができること。
番組を配信することを「ポッドキャスティング(Podcasting)」、配信する人を「ポッドキャスター(Podcaster)」と呼びます。
ポッドキャストの使い方は、いたってシンプル。アプリをダウンロードして、ポッドキャストプレーヤーを通じて好きな番組を視聴するだけです。
気に入った番組や配信者をお気に入り登録しておけば、新しいエピソードが更新されるたびに自動で通知が届きます。
ポッドキャストを楽しむアプリには、様々な種類があります。
こうしたアプリをスマートフォンだけでなく、タブレットやPCにアプリをダウンロードしておけば、番組の視聴状況が自動で同期されます。例えば、家でパソコンで聴いていた番組も、移動中の電車でスマホを開けば、すぐに続きを楽しむことができます。
音声で楽しめる番組、と聞くと、真っ先にラジオ放送を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ラジオとポッドキャストは、両方とも耳で楽しめるメディアですが、いくつか特徴的な違いがあります。
一番大きな違いは、ポッドキャストは電波に乗せたリアルタイム放送ではなく、インターネット配信である点です。配信が主体のため、ユーザーは好きな時に再生することができます。
また、番組数の上限が決まっているため、人気番組のみが生き残れる環境になっており、幅広い層に分かりやすいコンテンツの面白さが求められます。
一方で、ポッドキャストは、放送枠といった仕組みがないため、ニッチなジャンルであっても配信者の好きなテーマの番組を制作することが可能です。
ポッドキャストのサービス自体は15年くらい前からありますが、初めの頃は今ほどの人気はありませんでした。
人気に火がついたのは、スマートフォンが普及した近年。ユーザー数は世界中で右肩上がりで、現時点でのアメリカでのポッドキャストの認知度は75%と高く、一度でも視聴経験がある人は人口の55%にも及びます。
中国でも、インターネット利用者の半数以上が「毎月ポッドキャストを聴いている」と回答。他の調査でも、「先月ポッドキャストを聴いたか」という質問にイエスと回答した人の割合は、韓国では58%、スペイン(40%)、スウェーデン(36%)、オーストラリア(33%)と、さまざまな国でたくさんの人が楽しんでいることが伺えます。
その人気は大手企業も注目しており、特に世界最大の音楽ストリーミングサービスのSpotifyが、ポッドキャスト制作会社Gimlet Mediaを買収したことは大きく報じられました。現在、ポッドキャストの市場規模は約10億ドルと言われており、2025年には33億ドルまで成長すると予測されています。
世界では人気が高まっているポッドキャストですが、日本での認知度はいまだに低く、2019年時点で、毎月ポッドキャストを聴いていると回答した人は8%でした。
日本の音声コンテンツ全体としても、7500億円ある市場のうち、ネット発のオリジナルコンテンツが占めるのはわずか1%。
海外人気のあおりを受けて日本でもじわじわと人気が出てきているものの、音声コンテンツ市場は日本ではまだまだブルーオーシャンと言えるでしょう。
動画コンテンツや活字コンテンツと違い、ポッドキャストは耳さえ空いていれば楽しめます。電車での移動中や家事の最中、ジムでの運動中など、両手が塞がっている状態でも「ながら聴き」が可能です。
最近は、スマートスピーカーやワイヤレスイヤホンなど、音声がクリアに聞こえるアイテムも多く、音声コンテンツの「ながら聴き」ブームをさらに後押ししています。 また、コンテンツを無料で楽しめることも、大きなメリットです。
2021年1月時点で、ポッドキャスト上では175万の番組、4,300万超のエピソードが配信されています。
ポッドキャストには他のメディアと違い大きな制限がないため、配信されている番組のジャンルは、ニュース、トーク番組、ドラマ、コメディ、英会話などの教養番組など非常に多岐にわたります。
ポッドキャストではテレビやラジオでは放送されないようなニッチなジャンルでも楽しむことができます。最近では、ニッポン放送が『オールナイトニッポン』のような人気番組を配信するなど、既存メディアが活用するケースもあり、配信コンテンツは現在でもじわじわと増え続けています。
ポッドキャストの特徴として、参入のハードルが低いことがあげられます。
動画制作の場合、カメラなどの機材を揃えたり、動画編集の技術を学ぶ必要があり、もともと動画編集にある程度の知識を備えていないと質の高いコンテンツがなかなか作れません。
一方、ポッドキャストは録音さえできれば誰でもすぐに始めることができます。スマホ一台あれば、コンテンツを作ることが可能なのです。
最近では、一個で音声の録音・編集・配信までができるアプリも公開されているため、ビギナーでも簡単に始めることができます。
クリエイターにとっては、マネタイズができるのかという点は大切ですよね。ポッドキャストは、アプリ自体は無料ですが、工夫次第で十分にマネタイズが可能なサービスです。
例えば、ポッドキャストを通して有料コンテンツを販売したり、グッズ、イベント、クラウドファンディングなどの宣伝をするのも一つの方法です。
ポッドキャストは、他のSNSとの連携が簡単なため、まずはポッドキャストでファンベースを作り、その先の有料サービスへ案内するという流れをスムーズに作ることができます。
また、近年では音声コンテンツ市場の拡大に注目した企業が積極的に広告(オーディオアド)を展開している背景もあり、広告費でマネタイズできる可能性もあります。
日本ではまだブルーオーシャンですが、国内でもこれからの盛り上がりが期待されるポッドキャスト。まずは聞いてみると、その手軽さと面白さに驚くかもしれません。
PROPO.FMでもおすすめのプレイリストを公開しています。まずはあなたの気になるエピソードを見つけてみてはいかがでしょうか?
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